インターセプタースペクトラムはフィラリア症予防・寄生虫駆除薬です。
フィラリア症予防及び消化管内寄生虫駆除薬の有効成分であるミルベマイシンオキシムと条虫駆除の有効成分であるプラジクアンテルを配合したオールインワン製剤になっています。
以下ではインターセプタースペクトラムの効果や使用方法、使用時期、副作用の有無やお得に購入する方法などについてひとつひとつ丁寧に解説します。
インターセプタースペクトラムには体重別に以下の4種類の商品があります。
目次
インターセプタースペクトラムの主成分と効果
インターセプタースペクトラムの有効成分はフィラリア症予防及び消化管内寄生虫駆除薬の有効成分であるミルベマイシンオキシムと条虫駆除の有効成分であるプラジクアンテルです。
インターセプタースペクトラムの特徴として駆除できる寄生虫の種類が多く、フィラリア幼虫の他、犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫、瓜実条虫、多包条虫などを駆除することができます。
有効成分の一つミルベマイシンオキシムはフィラリア幼虫、犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫の神経細胞や筋肉細胞の膜におけるクロライドイオンの透過性を増加させることで寄生虫を駆除します。
また、もう一つの有効成分プラジクアンテルは、瓜実条虫や多包条虫の外皮を破壊して内容物を体外へ放出し、主に無機イオンの能動的な移動を阻害し、カルシウムイオンやナトリウムイオンの過度の蓄積による痙攣や収縮の発生等、種々の２次的な生化学的反応により寄生虫を駆除します。
インターセプタースペクトラムの使用方法
毎月1回、1ヶ月間隔で投与頂くことでフィラリア症の予防と寄生虫の駆除が同時にできます。
インターセプタースペクトラムの投与期間ですが、フィラリア症の予防については蚊が発生し始めてから１か月以内に投与を始め、蚊がいなくなってから１か月後までは投与してください。一般的にはフィラリア症予防薬の投与期間は５月から１２月とされています。
寄生虫の駆除の点からは通年の投与が好ましいでしょう。寄生虫は季節を問わず活動していますし、また多包条虫などはヒトへも感染しますので、人獣共通感染症の予防の点からも投与は1年を通して行いましょう。
インターセプタースペクトラムの形状
犬のお薬の形状には様々な種類があって錠剤やチュアブルタイプ、ピペットタイプなどがあります。
インターセプタースペクトラムはこのうちチュアブルタイプを採用しています。
錠剤タイプはドッグフードに混ぜたり細かく砕いて飲み物などに混ぜたりと与えるのに大変苦労します。
また肩甲骨のあたりに薬剤を垂らすピペットタイプは投与自体は簡単なのですが、投与後のシャンプーは制限されますし、また経口してしまうと嘔吐や食欲不振などの症状が出ることがあるので他の犬が投与した部分を舐めてしまわないよう注意しなければなりません。
その点チュアブルタイプはおやつ感覚で与えることができますので投与も簡単ですし、投与後も特に注意することはありません。
インターセプタースペクトラムは猫にも使える？
インターセプタースペクトラムは犬専用のお薬となっていますので猫に与えることはできません。
猫の場合はピペットタイプですがレボリューションやストロングホールドが人気です。
インターセプタースペクトラム使用時の注意点
本剤の有効成分は、有機溶剤等に溶解した場合等、溶液の状態においては皮膚から吸収されることがあります。分割時等に皮膚に付着した場合には、直ちに石鹸などで洗い流すようにしてください。
4週齢未満の犬又は体重1.0kg未満の犬には使用しないでください。
妊娠中及び授乳中の雌犬、又は繁殖期の雄犬に対する反復投与安全性試験により本剤の安全性を確認していますが、これらの犬に与える場合は念のために獣医に相談してください。
有効成分であるミルベマイシンオキシムをフィラリア症感染犬に投与した場合、急性犬糸状虫症（大静脈症候群）、歩様異常、元気消失、嘔吐、呼吸速拍又は食欲不振などの症状が現れることがありますので、投与前には必ず血液検査をしてください。
ミルベマイシンオキシムの試験において、コリー犬およびその系統の犬種は他の犬種に比べ、安全域が狭いことが示されています。使用する前に必ず獣医の指示を仰いてください。
重度に衰弱した犬、重度の腎・肝障害の犬に対する安全性は確立されていません。
インターセプタースペクトラムの副作用について
ときに一過性の嗜眠がみられることがあります。
海外での定期安全性報告において、非常に稀な頻度で、嗜眠、嘔吐、過流涎、下痢、振戦、不活発及び食欲低下が報告されています。
海外で実地した臨床用量1、3、5倍量7週間又は13週間連続経口投与安全性試験において、流涎、嘔吐、運動失調、不活発、振戦が報告されています。
万が一副作用が認められた場合は速やかに動物病院の先生に相談してください。
インターセプタースペクトラムの購入方法
インターセプタースペクトラムは動物用医薬品です。日本では原則として動物用医薬品は動物病院でしか購入できません。
しかし日本でも動物用医薬品を個人輸入という形で通販で購入することができます。
通販を利用する最大のメリットはその価格です。
インターセプタースペクトラムを当ブログでおすすめしている通販サイト『ペットのお薬 うさパラ』で購入した場合、小型犬用が１粒当たり約710円※、大型犬用は１粒当たり約820円※で購入できます。
※為替相場により多少変動します。
インターセプタースペクトラムの種類及び最安値情報
下記リンク先の通販サイト『ペットのお薬 うさパラ』をご利用になりますとインターセプタースペクトラムを最安値でご購入頂くことができます。
体重別に４種類の商品がございます。ご購入の際は各商品ページの有効期限を必ずご確認ください。
